#20 KENJIRO SUZUKI ジャケットの品格を作るのに重要な事②

前回は前見頃の表の生地と見返しのドッキングのお話をさせて頂きました。
いままでもマニアックなお話はさせて頂きましたが、前回はとくにマニアックなお話でした。今日はその続きになります。

前見頃のジャケットの表情が、生地が重力に対して自然に落ちる雰囲気よりも、さらにパーンと張って見えるには、どのようにしたらいいのか?というお話でした。
一般的な芯が入っているジャケットは、前見頃、芯地、見返しといったように3枚構造になっております。

前回、前見頃をパーンと張らせるには、前見頃の生地に対して芯の生地の方が長くないといけない、とお伝えしました(マニアックすぎて、こんな話誰もしないと思います笑)

今回は、見返しを縫い付けるにあたっては、どのようにしたらいいか?そのお話になります。この見返し作り。テーラーにおいて非常に重要な部分になります。ここを上手に作れるかどうかによって、『男らしさや』『品格』『貫禄』といったようないわゆる『雰囲気』の部分が現れてきます。

この、重要な雰囲気を作る『見返し』作り、非常にマニアックな内容になります。聞いていてわからないこともあるかもしれません。その場合はコメント欄に質問をしてみてください。

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